いむいむパン！

ここら辺は、完全に捏造ですね。こんなシーンはゲーム中に一切ないっす。(笑)
三話、スタートでーす。

[1回]

移住二日目です。
やっちまいました。完全に嫌われました。
どうしよう…
初対面でアレはないだろう、私よぅ…


。。。数時間前。。。

『いだぁーーーっ！』(←デコピンされた)
『てっめぇ！アゴ言うなよ！』
『だって、アゴ長いんだもん！はじめて会いましたよ！』
『おまっ　まだ言うかーーー！！』
『お、おい、アルブレヒト！何してるんだ、やめとけって！』
『これこれ嬢ちゃん、落ち着くんじゃよ！』
『『うぎぃぃぃーーーーー！』』

。。。。。。。


何してるのよ、本当に…
移住初日にこれはない。
本当にバカでしょ…

今日祝日でよかった…
確かあの人、ロークエルグだし、仕事中に絶対会っちゃうよね…
数日は会いたくないなー…
でも、会ったらあったで、ちゃんと謝るよ！
もちろん私が悪いですから！


とか思って、家から出まして、テト海岸で貝拾ってます。
砂だらけです。

なんで会っちゃうかな！

「あ、あわわわ…」
「…おう、昨日の。」
「え、ええと、アルブレヒト、さん、あぅ、あ、あの…」
「なんだよ。」
「う、うー…」


「昨日、ごめんなさい！」
「…おう。」
「あ、あれ…？」
「何？」
「許してくれるの…？」
「ちゃんと謝ってんのに、引きずる方が格好悪いっつの。」
「う、うぅー…！」
「ちょ、うわ！」
「本当にごめんー！」
「抱きつくなー！」

結局叩かれました。
いたいなーもう…
手あげるの早いよ！

「よかった、ありがとう…」
「…変わってるよ、君。」
「え、なんで！？」
「なんでもない。　また明日な。」
「うん…また明日…」

何だったんだろう、今の…



「よう、アルブレヒト。」
「ん。」
「珍しいよな、お前が女の子と普通に話してるって。」
「…いきなりアゴ言われりゃあ、嫌でも覚えるよ。」
「良かったじゃんか。怖がられてなくて。」
「そういうもんか…？」
「そりゃあな。　だってお前、ついこの間までしかめっ面しかしてなかったんだぞ。」
「…そうか。」